1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 14:57:21.01 ID:t+C4/buz0
寅次郎「さくら、何も言わねえでお兄ちゃんに、実印を貸してくれないか。」

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 15:00:25.54 ID:t+C4/buz0
寅次郎「やい！タコ社長！今すぐ有り金持ってきやがれ！
なーに、心配要らない。倍にして返すって言ってんだよう。」

4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 15:02:17.90 ID:t+C4/buz0
さくら「お兄ちゃん、さっきからすごい数の電話が来ているんだけど・・・」

寅次郎「大丈夫。お兄ちゃんに任せなさい。この馬券で全て、解決するんだよ。」

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 15:05:33.81 ID:t+C4/buz0
寅次郎「例えば、日暮れ時、歌舞伎町を一人で歩いていると考えてごらん。
店先にネオンがこぼれるばかりに咲き乱れているヘルス店、灯りがあかあかとついて、嬢と店長がいて、大人達がいて賑やかに楽しんでいる。
これが･･････これが本当の人間の生活というものじゃないかね、君。」

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 15:07:48.61 ID:t+C4/buz0
寅次郎「ナァに。利息をまた、借りればそれでいいじゃないか。なあ、さくら。」

さくら「お兄ちゃん・・・」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 15:21:48.53 ID:t+C4/buz0
寅次郎「さくら」

さくら「なあに？」

寅次郎「やっぱり、タダ酒はいいなあ、こう、グッと胸に迫るものがあるね。言うなれば、恋ですよ、これは。オイらから恋を取ったら、何が残るんだ。そうでしょう。」

さくら「お兄ちゃん・・・」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 15:24:44.85 ID:t+C4/buz0
寅次郎「昔から早メシ早クソ、芸のうちといって、私など座ったと思ったらもう、ヌいております。
この間などはヌく前に亀頭を拭いてしまって、親せき中で苦笑い｡」

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 15:49:28.63 ID:t+C4/buz0
寅次郎「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。」

【フーテン/瘋癲】
フーテンとはもともと瘋癲と書き、精神状態が異常なこと及び、そういった人をさした。
精神病の一種とされる。

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 15:56:45.25 ID:t+C4/buz0

寅次郎「さくら・・・。お兄ちゃんは、また、旅に出るよ。ナァに、心配することはない。
そうだね、どっか、東南アジアの方にでも身を隠そうか。ベトナムなんかいいねえ。
こう、偽造パスポートをチョイと小脇に挟んで海外旅行だ。
現地の日本人を騙しながら、慎ましやかにその日暮らしだよ。心配はイラねえ。」

さくら「お兄ちゃん・・・」

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 16:12:42.99 ID:TdUC/iA90

つらさがリアルすぎて泣けるｗ
そろそろ、さくら売り飛ばしそうだなｗ

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 16:14:09.88 ID:rvgyPvkb0
スレタイで笑ったの久しぶりだｗｗ

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 16:21:46.67 ID:t+C4/buz0
寅次郎「何もおっしゃらずに、寅の別れの一言を聞いてやっておくんなさい。
いえ、何もおっしゃらずに・・・。
色々と考えてはきましたが、いざここへ来てみるってぇと、もう胸が一杯で何も言えません。
この30分間、寅は、寅は幸せもんでございました・・・。
ただその一言が言いたくて、人目を忍んでこうやって参ったのです。
もし十年二十年経って、寝つかれぬままに昔の事をお思いになる様な事がございましたら、その昔、新宿・元祖パイパン娘ッ子学園に寅という馬鹿な客が来たっけなぁ、とでもお思いになって下さい。ご免なすって！」

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 16:27:42.97 ID:t+C4/buz0
寅次郎　「おいちゃん、おばちゃんよぉ、毎度の事ながら、また容疑者になっちゃった。
俺ぁ、南米に旅に出るぜぃ。
また今度もよ、何一つ恩返しらしい事はしてやれなかったなぁ。権利書の件はすまない。
そのうち必ず、必ずイイ目 見さしてやるからよ。勘弁してくれよ・・・」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 16:35:00.29 ID:t+C4/buz0
寅次郎「人間、アタクシ以外は 額に汗して、油にまみれて、純真に暮らさなきゃいけねぇ。
そこに、早く気がつかなきゃいけねぇんだ」
おいちゃん （こいつダメだ・・・）

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 16:36:13.25 ID:t+C4/buz0
寅次郎「さくら、今、アズキ相場がイイ感じなんだヨゥ。 そこで、と言っちゃあ何だが、ここにハンコを押しちゃあくれないか？」

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 16:43:02.03 ID:t+C4/buz0
寅次郎　「労働者諸君！ 稼ぐに追いつく貧乏なしかぁ！　結構結構！！
ところで、誰か、少し融通しちゃあくれないかい？
午後のレースにイイ情報が入ったんですよ。」

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:02:02.24 ID:t+C4/buz0
さくら　「一度はお兄ちゃんと交代して、私の事心配させてやりたいわ。
寒い冬の夜、確変中の『CR北斗の拳』を打ちながら、『ああ、今頃さくらはどうしてるかなぁ・・・』。
そう心配させてやりたいわよ」

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:05:00.64 ID:t+C4/buz0
マドンナ　「フィリピン観光ですか？」

寅次郎　「そんな気の利いたもんじゃござんせん。宛てもねぇ、ただのビザ切れですよ。」

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:09:20.91 ID:t+C4/buz0
マドンナ　「今夜わたし決心がついたわ、彼と結婚する事を」

寅次郎　「（うつむきながら）そうかい、そりゃぁ良かった・・・ところで、2万円ほど、貸してくれないかィ？ナァに、心配イラねえ。明日はファン感謝デーなんだ。」

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:11:49.64 ID:t+C4/buz0
寅次郎　「おお、労働者諸君！　今日も、一日ご苦労様でした！　
さ、さ、このテーブルの周りにお集まりください。
元本保証150％のコオロギ養殖ビジネスですよ！
皆さんの明日は、きっと、カラッと晴れた日曜日だぞぉ！」

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:28:22.26 ID:sCNS30Wg0
本当に男はつらいよをよく観てるんだなあ。うまいよｗ

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:38:23.34 ID:t+C4/buz0
>>33
全部は見ていないんで、ネットのデータベースと記憶が頼りです。。。
そろそろ、バリエーションが苦しくなってきたｗｗｗ

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:29:12.13 ID:t+C4/buz0
寅さん、お元気ですか。いつかは本当にごめんなさい。
あれからしばらくして、あたし、とうとう自己破産してしまいました。
今では小さなお店のNo.1（今月）です。近所に来たら寄って指名下さい。
とらやの皆さんに、くれぐれも宜しくね。

リリー

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:46:38.71 ID:oXr/73040
近年稀に見る良スレ
且つ最高のおっさんホイホイ

38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:47:41.89 ID:t+C4/buz0
さくら「お兄ちゃん・・・腎臓はあと１つしか無いんだけど・・・。」

寅次郎「それを言っちゃぁおしめぇよ！」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 17:55:29.70 ID:t+C4/buz0
寅次郎　「ああ、いい女だなぁ、と思う。
その次には、指名がしたいなぁ、と思う。
その次には、もうちょっと延長したいなぁ、と思う。
そのうちこう、なんか気分が柔らかぁくなってさ、あぁ、もう、この店のお得意になりたいなぁ、と思う。
この人の為だったら金なんかいらない、もう俺、駅前で借りてきてもいい、そう思う。
それが愛ってもんじゃないかい？」

41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 18:01:31.99 ID:t+C4/buz0
寅次郎　「何も言わない、眼で言うね。お前の実印でいいから貸してほしい、と。
すると、向こうも眼で答える。悪いけどあなた好きじゃないの…。
そこでこっちも眼で答える。せめて、保険証だけでも。
返事がない。
わかりました。それじゃいつまでもお幸せに…。
そして背中を向けて黙って去る――。それが日本の男のやり方よ。」

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 18:16:50.84 ID:t+C4/buz0
満男　「人間は何のために生きているのかな？」

寅次郎　「何て言うかな、ほら、『あー、こいつ、俺の事、信用しているな？』って思うことが何べんかあるだろう、そのために人間生きてんじゃねえのか。」

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 18:28:12.93 ID:t+C4/buz0
寅次郎　「おばちゃん、今夜のオカズは何だい？」

おばちゃん　「お前の好きな榎本加奈子のコラだよ。」

寅次郎　「古いねぇ、うちのメニューは。
もうちょっと何かこう、心の糧になるオカズはないかい、例えばヒロスエとか内田有紀とかよォ。」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 18:32:28.90 ID:t+C4/buz0
寅次郎　「さくら、ちょっと聞いておくれ。
お兄ちゃんはこれから、2階で撮影に入るんだ。
ちょいとマニアックなジャンルだから、覗くんじゃないよ。」

さくら「お兄ちゃん・・・」

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/02(木) 18:37:37.69 ID:t+C4/buz0
寅次郎　「御前様にお尋ねします。
妹に借金の申し込みを断られた場合に、やはり金額を下げて頼むべきでしょうか