この曲、もともとアメリカ民謡であるそうだ。
ということはとうぜん元々の歌詞は英語であり、英語から日本語に変換する過程があったはずだ。

そこで何かしら和訳のさいにズレがあり、筋が通らなくなったのでは？
という仮説をたててみる。
さっそく問題の原文箇所をここに乗せる。


*

The Other Day I Met A Bear
※()はバックコーラス

He said to me (He said to me)
Why don't you run? (Why don't you run?)
I see you don't (I see you don't)
Have any gun (Have any gun)

※直訳をしてみよう。

彼は私に言った
走りなさい（逃げたらどうですか？）
私が見たところ
あなたは銃ももってないですから

*

うーん。
原文でも [なぜクマさんがお逃げなさいと言ったのか] その理由に触れていない。

ということはこのセリフのおかしさは翻訳者の不足によることではないようだ。
むしろ、鉄砲での描写を語呂と日本人の身近のなさから削除 した
馬場祥弘さんの判断は英断だったといえる。


ん・・・？

んん・・・？

では英文のクマさんは　
「鉄砲があれば、逃げなくてもいいよ」
と言いたかったのだろうか？
うん。そのようにも取れるね。

それならばクマさんから以下の特徴がうかがえるとおもうのだ。
・自分は危険な存在だと自覚している
・そのため相手にも護衛術が必要だと思っている。
・相手の装備や状態をみて的確な発言ができる＝紳士


私はこの紳士がキーワードと思う。
クマと言えば例外なく人間喰いという利己的な獣の面を持つが、
このクマは紳士の面があり、森で出会った少女の身の安全を思う紳士的なクマだった。
さすが、レディーファーストの国であるアメリカのクマ。

以上をまとめれば、
クマさんは自分の理性のあるうちに、
『理性のないときの自分の手にかかったら危ないから早くお逃げなさい』
という意味で、お嬢さんに「お逃げなさい」と言ったのだろう可能性が極めて高い。
と私は仮にも結論を出させてもらうとする。


*

和訳の際に存在を抹消された銃という小物は
実はこれだけ可能性をふくらませるキーポイントだったのだ。

「顔出ししないって言ってたのに最近グズグズになってときどき顔を撮られるようになったが、致命的にブスでほんと凹むな 友達に撮られたふだんの写真のほうが断然よく映るんですけどなんでだろう 顔出しはラジオ終わったらやめよう(そんなことないよはいらないです)」

「だから、あんな写真載せられて画像検索に載るくらいなら手持ちのコレのほうが全然マシってのがあるわけで、そういうのを出してしまいたい気持ちを抑えるのに必死 つらい」

「単に自分をブスだというと、そんなことないよ攻撃も受けるし「私のほうがブスなのに、その程度でそんなこといってムカつく」といった類の怒りを受けて、貧困層同士の戦争みたいな目も当てられない状況になるのも分かってる。だから具体的に言うと私は顔がでかくてエラ張ってて嫌です」

「あ、さっきから自己嫌悪連続爆破させているのは装苑の写真についてではないです。装苑の写真はまあまあ気に入ってます！(まあまあとか言うとカメラマンさんを偉そうに評価してるみたいだけど、あくまで自分に対する評価です) 」

「あと誰でも笑顔がかわいいなんて大嘘 笑顔になると顔が大きく見えるし顎のラインがたくましく見えるので私は自分の笑顔の写真がいいと思ったことないぞ 自分の気に入る写真になるのはすましたときだけ」

引用・・・7/2あたりの本人のツイッターより


みね子さん、想像よりきれいなひとでびっくりしました。

昔、たしか安達由美と小雪に似ているってラジオでおっしゃってましたが
たしかにそうかもしれません。


P.S.
みね子さんが東大かどうかは
彼女がアメーバでブログをやっているときからささやかれていました。
実際どうなんですかね・・・。

・「馬鹿は風邪を引かない」

私の場合、
性別の悩みを勉強にぶつけていた頃よりも、
女性化に励むあまり勉強に手を抜いてた頃のほうが
より風邪を引いているんだけど…。

科学的根拠が無いのよね。
いまどき無責任なことわざです。
最初の発言者は腹を切れ。


・「立て板に水」

まずシチュエーションが分からない。
この場合の板が風車なのか、洗濯板なのか。

弁舌流暢なさまを
水の流れにたとえるのはスラスラしていて気持ちいい。

が、結局は、目には映らない様子をビジュアル的に表す言葉なので、
そのビジュアルが現代人にとって想像しにくかったら本末転倒なわけです。


・「悪貨は良貨を駆逐する」

これも時代とともに風化される言葉だと思う。

たしかに昔の日本、特に情報や物流までのスムーズさがままならない時代では
悪貨の流通は深刻な問題だったのだろう。
各地からの回収も中央の警告を広めるのも大変だったろうし。

事実、水野忠邦がおこなった[天保の改革]によって悪貨が流通してしまい、
国内経済は揺らいでしまいます。


ではこのことわざ、
『故事成語として今後は生きていくのでは』
という疑問がのこるが、それはやや難しい。

例えば現在でも使われる故事成語の
「呉越同舟」「蛇足」
などは当時の状況を考察しなくても、簡単な説明でその言葉の面白さが伝わってくる。

敵と一時的に手を組む
余計なことをしゃしゃり出て失敗する
これらは現代でも十分通用するからだ。

このことわざを延命するために現代風にアレンジをするならば、
新札に変わった際、国内の自販機の読み込みを書き換えるために
‘2900億円’が必要になる事実を慣用句に加えたら面白いと思う。


・「飛ぶ鳥落とす勢い」

「飛ぶ鳥落ちる勢い」とギャグにされるために作ったのだろうか。

そもそも鳥を落とすときに
パチンコ、銃、手での投石、弓矢、
どれを使おうと、その攻撃手段の全ての運動範囲よりも、
飛んでいる鳥が落ちる距離・範囲の方が大きいのだ。


・「青は藍より出でて藍より青し」

これは『荀子』 出典らしい。

語感とリズムが言いにくいが、「青」と「藍」の区別でぶっちゃけ言いにくい。

そもそもあんまり上手いこと言ってなくない？
原材料の藍から摘出した色を青と人間が名づけたのだから
青が青くて当然である。